楽しいアート〈臨床美術〉 はんしん自立の家 2

ハンディキャップのある方が生活されている施設「はんしん自立の家」で

2回目の「楽しいアート〈臨床美術〉」を行ない、前回と同じ4名の方が参加してくださいました。

 

Nさんの作品。

りんごには、丁寧に何層もの色が重ねられています。

「わからへんなあ。」「難しいなあ。」と言われながらも、手をほとんど止められず、

他の方が次の行程へ移っても、色を真剣に選び、描き続けられます。

よく見て、試行錯誤して描く。それは芸術家と同じです。

たくさんの色が見え隠れする、素敵な作品になりました。

Iさんの作品。

積極的に色を重ねられ、りんごの蜜を思わせる美味しそうな色になりました。

背景の色選びに、とてもこだわられ、なかなか決まらなかったため、

周りの皆さんが「これはどう?」「これがいいんちゃう?」と応援するような

和気あいあいと楽しい雰囲気になりました。

Tさんの作品。

前回のさつまいもと同じように、とても大きく描かれました。

このプログラムでは、最初に大豆くらいの小さな丸を描き、

それをりんごを見ながら、大きく膨らませるように描いていくのですが、

Tさんは小さな丸から、大きなりんごの花を描かれました。

この後どうなるのだろうと楽しみに見ていると、不思議と花はりんごになっていきました。

背景には光る月。左上にあるのは山羊座で、下には赤い羽がはらりと飛んでいます。

「夜のりんご」だそうです。

力強く、そして想像力たっぷりの作品です。

Kさんの作品です。

Kさんは描くことを楽しみ、どんどん、どんどん、色を重ねられます。

見ていると私まで気持ちよく、楽しくなります。

わりばしペンでひっかく効果もよく出て、大きて中身ぎっしり、美味しそうなりんごになりました。 

Kさんは「りんごの子供」と言って、もうひとつ描かれました。

種が見える、かわいい、かわいい、りんごです。

りんごの右にあるのはサイン。画用紙でサインを描かれるアイデアに脱帽です。

今回から私たち臨床美術のレギュラーのスタッフがひとり増え、4名になりました。

とても嬉しいことです。

参加してくださる方々に楽しい時間を過ごしていただけるよう、がんばります!