楽しいアート〈臨床美術〉小さな会 5

一般の社会人に造形を楽しんでいただく「楽しいアート 小さな会」。

今回のプログラムは「植木鉢に描く地中画」です。

鉢植えの植物や種、球根、引き抜いた雑草(根が見えるもの)を用意して、

皆さんで触れ、しっかりと感じていただき、思ったことを言葉にします。

「土は湿っていて、栄養たっぷり、独特の臭いがある。」

「球根はこれから成長するパワーをぎゅっと閉じ込めて持っている」

発見や不思議を共有します。

 

その後、植木鉢の側面に土を描き、種、根を描いていきます。

実際に土や種を見ることが動機になり、参加者それぞれの想像が膨らみます。

 

Hさんの作品です。色も形も表現が豊か。

土、種が柔らかく膨らみ、これから大きく成長していくような印象を受けます。

Dさんの作品です。

使われる色を敢えて少なくされ、個性的な作品になりました。

まばゆく暖かい日だまりの中で、種がまどろんでいるように見えます。

鉢の内側まで美しく描かれて驚きました。

Yさんの作品です。

種の中に包み込まれた花や葉がかわいく、きれいです。

土の中の微生物を連想するような抽象的な形も素敵です。

 

臨床美術では、感じる時間には、ほとんど同じものを共有し、

描く時間には、プログラムに沿ってある程度同じ行程を行なうのに、

個人個人、全く違う魅力のある作品になります。

 

次回の「楽しいアート〈臨床美術〉はんしん自立の家」でも

このプログラムを行ないます。

どんな作品になるか、とても楽しみです!